北アルプス、七瀬ダム~新穂高 3泊4日

2013年08月04日(日) ~ 2013年08月07日(水)

北アルプス、七瀬ダム~新穂高を3泊4日で縦走してきました。
双六小屋(画面中央)



▼0日目(深夜バス移動日)8/3

行程
・自宅
・新宿バスターミナル
・七倉ダム

1,2週間くらい前から登山計画書・食糧計画・必要燃料の計算と
行動食の調達をし、当日の出発は夜の22時なので当日にパッキンしました。





食料 2.1kg
飲料水 2.0kg
燃料 0.25kg

ベースウェイト 5.5kg
合計9.5kg

3泊4日で10kg切った!(やった)


毎日アルペン号で新宿から七倉までの深夜移動です。

休憩が2,3時間起きにあってそのたびに車内の電気がONになるうえ、
座席は2席使えたものの、熟睡はできず。
でも2時間くらいは寝れた気がします。


▼1日目 8/4
行程
・七瀬ダム
・不動沢吊橋
・鳥帽子小屋
・鳥帽子岳

バスが4時くらいに到着して、車内から下ろされたのは4時半くらいでしょうか。
そのあとコンビニのサンドウィッチを食べて高瀬ダムへいくのですが、

いきなりの難関。1点の光もない真っ暗なトンネルを抜けなければなりません。
同じバスのおじさんたち4名とヘッドライトをつけながら約1時間かけて高瀬ダムへ到着。
そのころにはすっかり空は明るくなっていました。

七瀬から高瀬ダムへは早朝から乗り合いタクシーがあって、そのタクシーに高瀬ダムを
登っているときに追い抜かされました。

高瀬ダム

ここから不動澤橋を超えると、本格的な登りです。
1,2時間したところで小雨が降ってきました。
すぐに止むだろうと思っていたのですが、このグズグズ天気に3日付き合わされることになろうとは。

傘を差しながらなんとか、烏帽子(「えぼし」と読む)小屋に到着。
10時過ぎには到着してしまいました。

早速ツエルトを張って、荷物をデポして烏帽子岳を登りました。

烏帽子岳

烏帽子岳
  
山頂は誰もおらず。独り占め。雨もなんとか降らず


テント場に戻ると6,7くらいテントが張ってありました。
烏帽子小屋、テント場

日が出ているうちに、食事を済ませツエルトに入ってのんびりしていると
また雨が降ってきました。

どこからか、冷たい雨粒があたるなーと思っていたら
天井からなんと雨漏りです。
雨漏りをゴミ袋をかけて対処

応急処置でツエルトの上にゴミ袋を乗せて対処。

夜は降ったり・止んだりを繰り返していた感じだと思います。



▼2日目 8/5
・野口五郎岳
・水晶小屋

朝3時起き、5時出発
出発するときは降っていなかったんすが、
1時間もするとまた小雨が・・・。

野口五郎小屋についたのが、9時。
お腹がすいたのでカレーを頂きました(1,000円)
他のお客さんは出発している時間なので、わたし一人でした。
ご飯もギリギリ残りの1杯分だったらしい感じでした。

そのあと野口五郎岳を通過して、水晶小屋に到着。
この日は鷲羽岳を越えて三俣山荘で一泊するつもりだったのですが、

3日目のスケジュールを考えると3日目の行動時間が3時間くらいなってしまうので
雨も降っているのと、ツエルトの雨漏りの件もあるので水晶小屋で一泊することにしました。

小屋について早速、受け付けすると「今日は混雑しているので1つの布団に2人」とのこと。

富士登山でよく聞く話だとは思っていましたが、ここで出くわすとは!

2階の寝室にいくとまだ3,4名しかいませんでした。
夕方になると確かに満席。

素泊まりにしたので、食事は自炊。
トイレは工事現場にあるようなボックスタイプ。

早めに食事にしたあと、小屋のマンガを読んだり、
布団がとなりのおじさんとしゃべったり(今日で、200名山をクリアするという)
おっさんに両脇に囲まれながら9時過ぎくらいに就寝。

▼3日目 8/6
・鷲羽岳
・三俣山荘
・三俣蓮華岳
・双六岳
・双六小屋




3時半くらいに起床。
小屋の出入り口に簡易炊事場があるので、そこで自炊でいつものインスタントラーメンを食べる。
そして5時過ぎには出発しました。

出発から30分すると、また雨です。
鷲羽岳へ向かう途中、雨が降る直前

レインウェアと傘をさしながら鷲羽岳を登頂。
そして三俣山荘でトイレを借りるついでに、
小屋の方に昨日の混雑状況を聞いてみたところ「ほぼ満席ですが、1つの布団に一人」とのこと。
三俣山荘自体が、水晶小屋と比べると2倍くらいの大きさ。
360度山に囲まれた窪地。景色も抜群。
ビーフジャーキーと槍ヶ岳
あと3時間がんばってこっちにすればよかったと後悔。またいつかテントを張りに行こう。

三俣蓮華岳、双六岳を登頂、
合間で雲が切れて、景色もそこそこ望めました。

そして双六小屋に到着。
すでに雨は降っていなかったのですが、少々風が強かったので
これでもかっというくらい石を積み上げてツエルトが飛ばされないようにしました。
それと雨対策で小屋の方にガムテープをお借りして天井を塞ぎました。
小屋でガムテープを借りて補強

双六小屋はとても大きくて、テント場もものすごく広いし・水が豊富なのか
蛇口から採り放題。トイレもちゃんとした小屋で綺麗でした。

また来たいテント場です。

夜はいつもの無印良品のカレー。

デジカメの長時間露光で星を撮ったりしてました。
双六岳、テント場


▼4日目 8/7
・鏡平山荘
・わさび平小屋
・左俣谷
・新穂高温泉

朝は3時くらいに起床して、朝日を撮影して5時過ぎに出発。
双六小屋からの朝日
今日は天気がよさそうです。4日目にしてやっとです。
中央に双六小屋

朝日を浴びてシルエットになった槍ヶ岳を眺めなら歩きます。
槍ヶ岳のシルエット

鏡平山荘ではちょうどヘリコプターがきていて、間近で見ることができました。

鏡平山荘から新穂高まで下るときは、登ってくる人がわんさかいました。
天気予報を見計らってみんな登ってきたのかな~と思いました。


新穂高で、「中崎山荘 奥飛騨の湯」についたのは11時くらい。
バス停がすぐ隣で出発まで2時間半あるので、ゆっくりお風呂にはいって
ご飯(チャーシュー麺)を食べて、休憩所でマンガ「岳」を読んだしていたらあっという間に
バスの出発時間。
広くて綺麗な温泉でした

帰りも毎日アルペン号で新宿まで。予定通り20時30分くらいに到着。

次の北アルプスは黒部五郎岳、雲ノ平に行きたいです。

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