冬山登山用グローブ(手袋)の考察

登山を始めたころから「バックカントリー穂高」さんの動画で見ておりまして
登山ノウハウを参考にしていることがありました。

雪山で使う手袋・グローブについての動画がいくつかアップされていまして
私のこれまでの雪山経験とリンクする部分があり、グローブを見直すことにしました。




目次
  1. バックカントリー穂高のグローブに関する動画
  2. 太田さんの解説のポイント
  3. 私のいままでのグローブシステム
  4. 新たに購入した手袋・グローブ



バックカントリー穂高"のグローブに関する動画

失敗しない冬山グローブの使い方ポイント BC穂高

冬山登山 グローブのレイヤーリング方法 厳冬期のアルプスなど高山帯で手を守る


「冬山で手が凍る?」グローブについて Back-Country穂高 冬山登山講習


太田さんの解説のポイント

  • 手の体温(37-38度)と外気温(-10~-20度)の差(約50度)により結露が起こり手袋が濡れ、その水分で冷たくなる。
  • 濡れたインナーグローブは体温で乾かす。
  • 天候(気温・風・降雪)や体の温まりの状態で最適なグローブを選んでいく
  • 登山前半は「インナー手袋+オーバーグローブ」、インナー手袋濡れて、稜線に出る前の気温が下がり風が強くなる状況になったら保温剤入りのグローブにする。

私のいままでのグローブシステム


・降雪もなく暖かい状況であれば、インナー手袋のみ。
・登り始めからインナー手袋だけだと寒い場合は、インナー手袋+Black Diamond グリセード
・あるいはインナー手袋+防寒テムレス

というやりかたをしていました。

このやり方だと確かに、インナー手袋が濡れてしまい稜線で風が強くなって急激に冷えて
「あ、これはまずいな」という状況になったことがあります。


■コンビニのフィット手袋(インナー手袋)

https://www.amazon.co.jp/
重量 約30g
価格 amazonで¥648
特徴 東レの「プロミラン」(ナイロン66)を使用した手袋
「プロミラン」(ナイロン66)は、セラミック加工による遠赤外線で、保温・抗菌・防臭・吸湿効果のある高機能繊維
極細繊維のストレッチ素材なので伸縮性バツグン! ソフトな肌ざわりで、手にぴったりフィット
指と手袋が密着するので、薄いのに暖かい
薄いので、寒い日も手袋をつけたままケータイの操作、小銭やカードの出し入れなど、細かい作業ができて便利
ランニングやウォーキング、通勤、通学、外出時にぴったり
バイク・スキー・登山などアウトドアのインナー手袋としても大活躍

■MIZUNO ブレスサーモインナーニットグラブ(スマホ対応)(インナー手袋)

重量 不明
価格 ¥1,944
特徴 インナーニットグラブのスマホ対応モデル
https://www.mizunoshop.net/f/dsg-660301
ブレスサーモの機能は実感できませんが、フィット感がよくスマートフォンに対応しているため便利です。

■Black Diamond グリセード

スペック 温度域    -17/-1度
重量    175g(M)
価格 ¥8,532 (税込)
特徴 -17度(摂氏)まで対応し登山からバックカントリースキーまで幅広く使えるオールラウンドモデル。コストパフォーマンスに優れます。
https://www.lostarrow.co.jp/store/g/gBD73052001003/
雪山を始めた頃に買ったメイングローブ。極寒でなければこれで十分対応できました。

■ショーワグローブ株式会社 防寒テムレス

スペック 素材 ポリウレタン
重量 80g
実売価格 \1208円(2019/1月31日現在)
特徴 透湿性と防水性を兼ね備えた素材を採用。
汗などの湿気を手袋外部に放出することで、作業中のムレを軽減します。
http://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/457
雪山登山をやっている人ならたいていの人はご存知の品。



新たに購入した手袋・グローブ


■Black Diamond ガイド フィンガー
スペック 温度域    -31/-12度
重量    340g(M)
価格 ¥20,736 (税込)
特徴 ミトンの保温性とグローブの操作性を両立する、トリガーフィンガータイプ。プロフェッショナルのハードな使用にも耐え、厳冬期の登山/バックカントリースキーに最適です。
https://www.lostarrow.co.jp/store/g/gBD75060002003/

値段が値段だけに、購入までにはかなり吟味しました。

他に候補として挙がっていた者としては、
ヘストラ(HESTRA)の3-FINGER GTX FULL LEATHER
http://www.hestra.jp/products/alpine_pro_pro_model/33882.php

これはどちらかというと、スキー・スノーボードをする人に愛用されているもので
装着フィット感、ものの掴みやすさはガイドフィンガーよりも上だったのですが
手首の部分が短く保温性に不安があったため止めました。

他にも保温性を重視した2本指の完全ミトンタイプのものなど。

ガイド フィンガーは-31度までの耐久気温であることと。
3本指であること。手首の部分もかなり長くカバーされていこと。
最後にフィット感がよかったこと。
私が求めていた条件をほぼすべてクリアしたのがこのモデルでした。
あと、デザインが真っ黒ではなく黄色で目立ってかっこよかった点もポイントです。


■mont-bell ウールニット ハイランドグローブ

スペック
【素材】表地:ウール85%+ポリエステル12%+アクリル3% 裏地:ポリエステル97%+アクリル3%
【平均重量】129g
【特長】タッチパネル対応
価格 ¥2,900 +税
特徴 暖かなウールをかさ高く編み上げることで、高い保温性を備えた厚手のグローブです。手のひら部分にはグリップ効果を高める滑り止めをドット状にプリント。裏地には、大変肌触りがよく、優れた保温性を発揮するモール糸を採用しています。トレッキングから野外作業、日常使いまで幅広く活躍。
http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1118258

■イスカ ウェザ-テック オ-バ-ミトン

重量 100g
価格 ¥5,000(税抜)
特徴 操作性に優れた3本指のミトンです。保温性が良く、雪の入りにくい長めの設計です。
http://www.isuka.co.jp/products/lineup/product.php?seq=19
さかいや、石井スポーツ、好日山荘、回りましたがオーバーグローブは意外と選択肢がなくイスカかモンベル、The North Faceのもありましたが値段が倍以上で諦めました。

結論

BlackDiamondのガイドフィンガー、薄手インナー手袋、厚手インナー手袋(mont-bell)、イスカ ウェザ-テック オ-バ-ミトン、の4点で厳冬期は臨んでいこうと思っています。

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